環境問題スクラップ帳

環境問題の英文ニュースを集め、冒頭を訳して紹介します。引用元で続きを読んでください。英文多読に便利です。

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アナ・マリア・ヘルナンデス「快適な生活を変えるのは困難だが、社会を変えるべき」

【記事タイトル】
Survival of natural world is in balance, says wildlife chief

野生生物の専門家、自然環境の存続は瀬戸際にあると語る


【記事概要】

・IPBESの議長、アナ・マリア・ヘルナンデスのコメントを紹介。

・生物多様性が危機に瀕している。今まで同様の快適さを前提にした社会からシフトしないとそれを止めるのは困難だろう。しかし、高い環境意識を持つ若い世代の存在が展望を明るくしてくれる。


・森林破壊、乱獲、環境汚染、気候変動を原因に、野生生物の個体数は1970年と比べ60%減少している。


・「私たちの世代の人間を見れば、人間が大胆な変化を受け入れれらるかは分からない」「若い世代を見れば、楽観的にもなれる。古い社会から、新しい環境社会へこの50年で変革できるはずと思う」「もしできなければ、大変なことになる」

 


【引用元】

www.theguardian.com

(英文は引用したものです。訳文、単語の意味については当ブログで補いました。引用元は上記リンクです。ぜひ続きを読んでみてください)


【記事冒頭】

The survival of the natural world upon which humanity depends hangs in the balance, according to the new chair of the global scientific body for biodiversity.

Ana María Hernández said she did not know if society could make the major changes needed to stop the annihilation of wildlife, which some scientists thought was the start of a mass extinction. It would be very difficult to shift society out of its current “comfort zone” of business-as-usual, but she thought the much higher environmental awareness among young people was a reason for great optimism.

 
人類が依存する自然環境が存続できるかどうか、それは危機に瀕していると、生物多様性の学術団体の新議長が語った。

アナ・マリア・ヘルナンデスは、科学者たちが「大量絶滅期の始まり」と見なすこともある野生生物の絶滅を止めるために必要な、大きな社会変革が可能かは分からない、と話した。従来どおりのビジネスの快適なあり方から社会を変えていくのは困難だが、環境意識の高い若い世代の存在が、前向きな見方ができる大きな理由になる、と彼女は考えてる。

 


【単語リスト】

hangs in the balance どう転ぶかわからない、危機に瀕している
scientific body 学術団体
annihilation 全滅、絶滅、崩壊

 

【訳注】

Ana María Hernández  アナ・マリア・ヘルナンデス 2019年5月に、Intergovernmental Platform on Biodiversity and Ecosystem Services (IPBES)の新議長に就任。

(参考記事↓)

Who is the new president of the Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity? - LatinAmerican Post

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