環境問題スクラップ帳

環境問題の英文ニュースを集め、冒頭を訳して紹介します。引用元で続きを読んでください。英文多読に便利です。

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現在と同じCO2レベルだった時代には、南極に木が生えていた

【記事タイトル】
Last time CO2 levels were this high, there were trees at the South Pole 現在と同じCO2レベルだった時代には、南極に木が生えていた


【引用元】

www.theguardian.com


(英文は引用したものです。訳文、単語の意味については当ブログで補いました。引用元は上記リンクです。ぜひ続きを読んでみてください)

 

【記事冒頭】

Trees growing near the South Pole, sea levels 20 metres higher than now, and global temperatures 3C-4C warmer. That is the world scientists are uncovering as they look back in time to when the planet last had as much carbon dioxide in the atmosphere as it does today.

Using sedimentary records and plant fossils, researchers have found that temperatures near the South Pole were about 20C higher than now in the Pliocene epoch, from 5.3m to 2.6m years ago.

Many scientists use sophisticated computer models to predict the impacts of human-caused climate change, but looking back in time for real-world examples can give new insights.

 
樹木は南極点付近まで生い茂り、海面は今より20メートル高く、地球の気温は3~4度高かった。これは、世界の科学者たちが、地球の大気に今日と同じレベルのCO2濃度があった過去を調べて明らかにしたものだ。

堆積記録と植物の化石を調べることで、530~260万年前の鮮新世において、南極付近の気温は現在より20度ほど高かったことを研究者たちは見つけている。

たくさんの科学者が洗練されたコンピューターのモデルを用いて人間が引き起こした気候変動の影響を予測している。しかし、過去の実例を振り返ることも、新たな知見を与えるだろう。


【単語リスト】

South Pole 南極、南極点
uncover ふた(カバー)を取る、発見する、暴露する
carbon dioxide 二酸化炭素、炭酸ガス
sedimentary 沈降物の、沈殿物の
plant 植物の
fossil 化石

 

【訳注】

Pliocene 鮮新世。新生代新第三紀の後半の時期。約 533 万年前から 258 万年前までの期間。(wikipedia貼り付けておきます↓)

Pliocene - Wikipedia

 

※引用元、ガーディアンの記事の続き部分では、今日と同程度のCO2濃度だった鮮新世の地球がどんな様子だったかなどについて書かれています。

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