【記事タイトル】
To save nature, world leaders should look to Canada’s leadership
自然を守るには、世界のリーダーはカナダを見習うべき
【記事概要】
・カナダは、野生の自然環境を国有地として保護することを、1880年代に世界に先駆けて始めている。
・科学者たちは、地球の土地と海のうち30%を2030年までに保護するよう提唱している。
・「検証可能な目標を設けて、その達成に向けた対応に素早く着手すること」「先住民をその地域のガーディアンとして雇うプログラム」「自然環境の保護へにファンドを通じ投資」という点で、カナダは見本を示している。
【引用元】
(英文は引用したものです。訳文、単語の意味については当ブログで補いました。引用元は上記リンクです。ぜひ続きを読んでみてください)
【記事冒頭】
I have long known and admired Canada for its rugged beauty and vast wild spaces. Yet it is the bold decisions Canadians have made over the past 150 years to safeguard their natural wonders that I believe deserve much more attention.
Canada was one of the first countries to affirm that its wild places should be conserved in public ownership. In the 1880s, Canada created North America’s first bird sanctuary, and set aside the continent’s second national park, Banff. For nearly a century now, Canada’s national parks have been “dedicated to the people of Canada for their benefit, education, and enjoyment.”
私はずっとカナダのゴツゴツした美しさと広大な自然に憧れてきた。しかし、カナダが過去150年以上の間に、その素晴らしい自然を保護するためにとってきた大胆な決定こそ、より注目に値するものだと思う。
カナダは自然環境は公的に所有して保護されるべきと最も早くから主張した国の1つだった。1880年代には、カナダは北アメリカで初となる野鳥のサンクチュアリを作り、また2つ目となる国立公園をバンフに作った。1世紀もの期間に渡って、カナダの国立公園はカナダの人々の利益、教育、楽しみに貢献してきた。
【単語リスト】
rugged でこぼこの、たくましい、頑丈な、粗野な
safeguard 保護する
affirm 断言する、確認する
sanctuary 神聖な場所、聖域、保護区域、禁猟区
【訳注】
※bird sanctuary 鳥類保護区。下記ページによれば、カナダで最初のバードサンクチュアリは1887年に設立されたようです。
Migratory bird sanctuaries across Canada - Canada.ca
※Banff バンフ国立公園。1887年の設立。